E39 カバーリングホワイト化

2002/9/16

E39、2001年モデルからスモールライトがヘッドライトの周りをリング状に照らす
ヘッドライトカバーリング(通称イカリング)になりました
私はテールを2001ルックにしたのですが、フロントはデザインが...

今回、2001年モデルオーナーから、HIDと比べてあまりにも色温度が低い(赤っぽい)ので
なんとかしたいと相談を受け、LED(ホワイト)化をする事になりました

このスモールライトAss'y 
バルブは外側から外す事が出来ない
構造になっているので
電球ソケット部とミラー部を左の
封印部分(両側)を削って分離します
外側から、回す事は出来るが
バルブのイボが当たって、抜けない

※今回、LEDを数個並べた基板を
 バルブ口金に取付け、外側から
 取付ける為、反射鏡の穴を削り
 バルブのイボが通るようにし 
 前から、バルブを抜差しできるよう
 加工しました。


左側が、純正10Wのバルブ(読書灯と同じ)
右側が、カー用品店で市販されている
国産のバルブ(3W−8W)
同じように見えますが、左右のイボの位置と
大ききが違います
無理やり取付ければ、付ける事が出来ますが...
10W以上で、この形状の物があれば
明るさアップできますが。
残念ながら、見つかりませんでした。
市販の白くなるといわれる、青いバルブ(8W)
ワット数も小さくなり、暗くなってしまう。


失敗A 
はじめは、バルブのガラスを割って
電極にLEDを4本、繋ぎましたが
見た感じ、眩しくても
電球と違い、拡散しないので問題外
 
失敗B  点灯時 失敗作Aから、周りに小さいタイプを4つ
追加したが、やはり暗くてNG
本数を増やしても、やはり
反射鏡側へ拡散しない

黒いのは、バルブ切れ警告対策用
コンデンサー


スモールライトの反射鏡内で出来るだけ多くの
LEDを配置するように、基板上に配置してみることにしました。
5Φ「NSPW500BS(b)」X8、3Φ「NSPW300BS(b)」X4

白色LEDは、色(白さ)のバラつきがあり、(b)付きの
バラつきの少ない良い方を購入した

購入先:千石電商  
 
電流調整用チップ抵抗(75Ω1/4W)と
玉切れ検出信号吸収用コンデンサー(4.7μ16V) ジャンク部品です
上記の基板にLED、抵抗、コンデンサーを実装し、ソケットに置いて
大きさを調整しながら、周りをカットして行く。(見栄えは悪いですね)
バルブ金具に取付ける為、一番外側のLED、+(アノード)側を伸ばしておく
スモールバルブは、なぜか周りが+、下のセンター端子が−です。
実際、失敗Aを作って取付まで気づきませんでした。

バルブの電極は溶接接続されているので
半田付けは出来ない素材です。
センター端子(−)をリード線付け(無理やり半田で固定)
金具の部分(+)の取付で高さ調整(半田付け)

写真ではありませんが
基板と口金の間に、コーキング剤(バスコーク)を注入して完成です
完成したLED 純正バルブ
両方とも同じ条件で撮影(F/2.8 shutter:1/39)
見た目は両方眩しくて、光量もあるように見えますが
取付けるとぜんぜん違います 


左が出来たLEDスモール、右が市販の白くなる青い8Wバルブ 純正の10W
上の写真は、夕方の撮影で色温度、シャッター速度も同じです。
純正10Wと比べれば、いかに暗いか分かります。
イカリングのライトガイトと言われるパイプ状の物に、若干色がのっているので
白色LEDでも、若干色が付きます。
スモールとしての役割は、この明るさではどうも...ですが
某アルティノンHIDを点灯させても、違和感なくスモールランプと一体化します。
個人的には、暗くてお勧めできませんし、法律的にどうかも分かりません。
12個の高輝度LEDをつけても、実用に耐える明るさにはなりませんでした。
バラバラにして、イカリング構造を調べれば、もう少し明るくできるかもしれませんが
高価なユニットなので、実現できません。

撮影協力:SWANさん、Takashiさん 製作依頼:hamasakeさん

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